リンパ浮腫とは

リンパ管の圧迫や狭窄(きょうさく)のためにリンパ管の流れが悪くなると、リンパ管の内容物がリンパ管の外にしみ出し、むくみが現れます。 とくに重要なのが蛋白質で、蛋白質がリンパ管からもれて組織内に蓄積されると、組織細胞の変性と線維化が起こり、その部分の皮膚が次第に硬くなっていきます。

原因は? 

原因不明の一次性と、子宮がんや乳がんなどの術後に多くみられるリンパ管の圧迫や狭窄などが原因で起こる二次性があり、ほとんどが二次性です。

リンパ浮腫の症状レベル

潜伏期 むくみは見られません。リンパ量も正常ですが、流れが下傾向にあります。
第一期 むくみは軽く軟らかい。指で押すとへこみ、その痕がのこります。むくんだ腕または脚をあげておくと元に戻ります。
第二期 繊維化して皮膚が硬くなり、指で押してもへこまなくなります。腕や脚を上げても、元のようには戻らなくなります。
第三期

大きくむくみ、皮膚の効果がつよくなり、ガサガサした角化が生じます。放置すると象皮病と呼ばれる症状になります。

リンパ浮腫の原因

リンパ浮腫の原因の殆んどが、リンパ節切除による後遺障害が原因です。乳がんや子宮がんなどの婦人科がん、前立腺がんの手術では、腫瘍の部分とともに所属リンパ節を切除することがあります。リンパ節切除の後遺症として、治療後に腕や脚にむくみが起こる事があります。このむくみを【リンパ浮腫】といいます。
乳がん治療では腕のむくみ、婦人科がんや前立腺がんなどの治療では脚や下腹部のむくみが数日の間に現れる事があります。このようなむくみ(リンパ浮腫)は、積極的治療やケアをしなければ、むくみが解消されません。それどころか、リンパ浮腫を放置しておくと、免疫機能の低下から細菌感染を起こし、リンパ浮腫が悪化してしまうこともあります。

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がん治療後にリンパ浮腫が起こりやすい場所

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